地方創生

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2025年8月17日

こんにちは。秋好亜久里です。

お盆休み最終日を迎えております。

このお盆休みは主人の実家がある島根県益田市に帰省していました。

島根県といえば知名度も低く、松江や出雲ならまだ知っている方もおられますが、益田市となるとほとんど認知されていません。(かくいう私もかつてはそうでした。)

実家に向かう道中も、古びた建物や修繕されていない家屋がたくさん見受けられ、人が住んでいるのかいないのかすら不明です。

市の中心部に行っても、私が初めて益田市を訪れた頃に比べると人の数が少なく活気がなくなったような気がしました。

はっきり言って田舎なので、子供達は進学や就職で当たり前のように益田市を離れます。

結果として人口はどんどん減り、高齢者だけが残っていきます。

この現象は益田市に限らず、日本中の多くの地方で起こっています。

ですが、島根の海はとても綺麗です。

また、海鮮料理もとても美味しいです。

この写真にはありませんが、高級魚「のどぐろ」や高津川の河口で捕れる巨大ハマグリは有名ですし、日本一の居酒屋と言われる海鮮居酒屋もあります。

また、山の方には匹見峡という美しい清流もあります。

それだけでなく、ポツポツとおしゃれなカフェなどもあります。

こんなに良いところではありますが、やはり学校がない、働く場所がないとなると人口流出もやむを得ません。

「どうすれば益田市に活気が戻るだろう?」

「どうすれば多くの人に認知される場所になるだろう?」

「どうすれば観光客がたくさん訪れるようになるだろう?」

と、ずっと考えてしまいました。

観光で誘致するなら、都会からのアクセスを良くしなければならないし、素敵な観光スポットや宿泊施設もなくてはなりません。

田舎暮らしで誘致するなら、古民家再生や移住者の住みやすい町づくりをしなければなりません。

財政的に潤う町にして活気を取り戻すなら、全国に向けて出荷できるような益田市の名産に力を入れなければなりません。

とにかく建物の老朽化や看板等の劣化を見るたびに「どうにかして新しく出来ないものか」となんだか歯痒さを感じました。

私達は家のリフォームを通して「古くなったものを新しくする」仕事をしていますが、過疎が進む地方の創生も今後の課題として大切になってくると思います。

私の友人にも地方創生プロジェクトに関わる仕事をしている人が何人かいます。とてつもなく大変で難しい問題だとは思いますが、日本にはまだまだ知られざる素晴らしい場所がたくさんあり、そこが埋もれてしまわないよう、都市一極集中型になりつつあるこの時代に、なんとか地方の魅力が多くの人に浸透して欲しいとつくづく思いました。